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​比叡山麓 覚性律庵

奥比叡に静かに佇む覚性律庵は昭和初期、北嶺千日回峰行者 光永澄道大阿闍梨によって再興されました。開山は江戸時代中期(1716)得善近住和尚によって創建され比叡山でも北に位置する当寺院は平安の時代より戒律を重んじる地域にあり、線香の灰が落ちる音さえも聞こえてくる様な場所にあります。

2000坪の境内には大小8つのお堂があり本堂の大雄殿、愛染堂の法雲堂、参道にある洗心寮は神奈川県大磯にある三井家別邸「城山荘」より移築 されました。三井総領家第10代当主・三井高棟によって建設した三井家のシンボル的建築で 建物の一部は薬師寺や島根県万福寺(雪舟寺)の古材、浅草寺本堂内厨子格天井や瓦は菅原寺のものが使用され当時の三井家の美意識や精神に触れらる建物となっております。四季折々の草木が鳥たちの囀りと共に​祈り来る参拝者の心を潤してくれます。

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